20代のはじめにはじめてシベリア鉄道に乗ってヨーロッパに行って以来、Thomas Cookの時刻表とユーレイルパスを友に、鉄道を使ってヨーロッパを旅するのがすきになりました。といっても、決して鉄道ファンというわけではなく、Thomas Cookの時刻表は読めますが、日本の時刻表はよくわからず、国内を列車で旅行したことは数えるほどしかありません。たぶん、国をまたいで、時には夜行を使って、見知らぬ国を旅して回るその心細さががすきなのだと思います。会社勤めをしていた20代半ばから30代はじめまでは、ほぼ毎年、2週間の夏休みにヨーロッパに出かけていました。でも、暑いところは苦手なのでスペインやポルトガル、ギリシャには行ったことがありません。東欧もまだその頃はいまのように自由に旅ができなかったので、行ったことがあるのはモスクワとブダペストだけです。
ヨーロッパでいちばんすきな街はウィーンとパリです。この2都市は甲乙つけがたく、私にとって永遠のあこがれの街です。
絵がすきでヨーロッパの有名どころの美術館には結構行きました。クラシック音楽もすきなので、数は少ないですが、コンサートやオペラ・バレエ鑑賞の経験があります。
12時間近くも飛行機に乗り、十何万円もかけてせっかくヨーロッパまできたのだから、できる限りあちこち見て回りたい、という旅なので、「貧乏くさい」と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。どちらかというと大自然よりも街がすきなので、余計に忙しい旅になりがちです。ブランドものとかにはあまり興味がありませんが、といって全く興味がないわけではなく、イタリアに行けばFURLAのバッグを買ったりもします。
高級レストランに出かけるにはそれなりの服や靴を持って行かなければならなくなるので、ランチを除いてほとんど行ったことがありません。食事は地元の人が行くようなリーズナブルなお店を探すのが基本で、デリカテッセンでお惣菜を買ってきてホテルの部屋でいただくこともあります。また、お酒が飲めないので、その方面の情報はありません。
最初の旅は学生の時で、往復のフライト代と都市間を移動する列車代を除く1日の予算がホテル代込で5,000円でした。それでも街中に十分清潔な部屋がありました。何十年も前のことですが、為替レートを考えると超円高の現在と案外同じくらいの値段ではないかと思います。そういうわけで、1泊2万円とか3万円の部屋にはなかなか泊まる気になれません。庶民なので、高級ホテルに泊まっても提供されるサービスを十分に活用できない、というのもあります(^^;)。
ねむたのこれまでの旅について文章にしたものがいくつかあります。くわしくはねむたの旅行記をご覧ください。
2011年の春、約10年ぶりにヨーロッパに行くことになりました。高齢者・子ども連れの5人での旅だったので、とにかく細かいことまで準備・心づもりをしておきたいと思い、出発の半年近く前から情報収集をしました。Web上にある旅の質問サイトでの質疑応答や、旅に関するブログなど、いろいろな情報がほんとうに参考になりました。
その時、自分の旅の経験もどなたかの役にたつかもしれないと思い、いつかサイトにまとめたいと考えていました。昨年、今度はイタリアに旅行する機会に恵まれ、記憶が薄れないうちに･･･と思い、制作をはじめました。
旅の仕方や感じ方はひとそれぞれなので、このサイトではなるべく旅の方法論を中心に、これからヨーロッパに出かける方々のお役に少しでも立てるような情報をアップしていきたいと思います。
内容に関して重大な誤りやご質問がありましたら、nemuta510＊gmail.com（＊を半角アットマーク@に読み替えてください）までご連絡いただければ幸いです。
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